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G.I. MilitaryLantern M1950 '52y
戦後コールマンが中心となって開発されたミリタリーランタンである。ゼネレータは心棒を通さない只のアルミパイプで、非常に効率がよく1マントル乍ら相当に明るく実に便利している。グローブは4枚に別れフレームに差込むようにしてあり、同時に丸々がダメージを受けず、また補給する時に容積を取らないように考えられた物。流石百戦錬磨の兵が要求する物資だ。タンクには予備のマントルやレンチを入れるチューブがビルトインされている。大きなサイトを張る時は先ずコレに点火する程私にとっても重要な位置を占めている逸品である。白ガスの他にも、ガソリンなら取り敢えず何でも焚けるというが一々試して無い。 |
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G.I. Lantern M1950 '52y
CCCJ,99秋キャンプの賜物のひとつ。この日はCCCJは只の集まりではなくクラブだったということを初めて知ったり、結構楽しませてもらっちゃいました。
上のと双児ちゃんで狙った訳でないがナカナカ結構である。傷みは年数なりにある。テスト完了バッチリ明るいよ。
メーカーがあれこれあるので無理矢理型番を付けても何だが、Colemanが云うには252。QuadrantGloveという円周を四つ割りにした甲丸のガラスをレールに差込む式で、一気に全部割れないようにしてある。同時に補給するホヤの部品も、容積が小さくなるから送り易い訳だ。これらは二次大戦で大洋の彼方を戦場とした米軍が現場の声をフィードバックして与えた性能。おらたちのこえもフィードバックして頂戴。キャンプ場も戦場なんだど〜。子供が走り回ったりどっかからタープが飛んで来て頭から喰らったり。これなら一枚どっかに入れておけば大抵大丈夫だもんね。こういうのがいいからGIを中心に使いたいからもっと欲しいわ。Generatorも事実上アルミの筒で、トラブル知らずである。 |
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G.I. Lantern M1950 1975
小物入れの中の標準装備品はしっかり揃っている。傷みも殆どなく、ツルピカピンピンの品。お譲り頂いた方にはThanks百回である。焚いてみたけど点火した痕がないからもしかしてミントだったのか!。こら失敗。
スペアパーツの穴の中にはこれだけのものが文字通り鮨詰めになっている。これが標準装備のカタログだ。これだけ全部揃ってればゲインかも。但し一度引っぱり出して見ちゃうと後で入れるのが大変である。 |
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520GI M1941 45y MINT 9/5/99
言わずと知れたGI後期乍らミントである。ケースの蓋が不思議と欠品しているが、本体工具説明書コンプリ、申し分のない未使用品。併し乍ら蓋があると箱の型くずれが防げそうなので募集中。燃焼構造はジェット式、
Optimus123Rと同じであるが、加圧することとタンクがヒートアップしないことが活用場所を広める。アメリカはヤッパリスゴカッタのである。戦争の道具としての風格に満ち溢れ、ポケットという呼び名に反して性能をスポイルする事のない充分な大きさがあるところがより有事の雰囲気を醸し出す。ミントは使えないのでUsedをも入手した。 |
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520Used '45y 9/29/99
上記に続いて手許に現れた念願の実用レベルのUsed520。箱付き。目で見てはっきり程度は劣るが、使える逸品である。流石に55年間火が入っていない未使用を下ろすのは犯罪じみているのでこちらに外出のお伴を願う事にする。やはりGIは音も火力も豪快である。ゴトクの構造から、ケースより直径のない鍋をのせるのは不安定であるが、炎は現行品のバーナーより中心部を攻めてくれるので逆に効率的なようである。但し弱い。燃焼のスタイルは現在のOptimus123Rと同じであるが、タンクに加圧する為安定性は高い様子である。現行ピークに比較すると大型であるが、当時としては充分小型で火力も最高レベルであったことだろう。着火は説明より余計にバルブを開いて一気に立ち上げた方が早く炎が安定する。 |
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523 M1941 Two Burner '44y
レアもの523である。かなり使い込まれている。バーナーは520のを二つ並べてあるだけで、タンクは大型(約1L)で長時間使えそうだ。向かって右側のバーナーのバルブに多少とはいえない難があり、現行の部品をいくつか購入しそれからパッキンを外して流用するという荒技で何とか使える所迄もっていった。携行缶はやはり鍋になる作りである。しかしこうしてみると第二次大戦は実にいろいろなものを後世に残してくれている。まさかこんなのを今更キャンプ用品として売り出しそうもないが、実用レベルはかなり高い。早速使ってみたが実に便利である。バルブパッキンの適合するものが入手出来ると一層安心感がまして、メインストーブになりそうである。 |
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520と523にはスペアパーツを納めたシリンダーが付いている。523には本来2個付いている。シリンダーの中身は左に示すものが入っているのが標準である。年数が経っているから全て必ず揃っているとは限らないが、ミントを示すものにはこれだけ揃っていなければならない。レンチは何れの機体にも一台につき一つ付いている。こういう處がGIのそれたる特徴である。フィールドで何か不具合が起こった時に戦闘員に不自由をさせない配慮。プロパーにも是非欲しい考えだ。 |
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M1950 Two Burner 1986y
コレも幾つかと同じく岡山の提灯おじさん所蔵の品だったものでお勧め頂き入手。未使用品。上記の523と類似しているが全く別物で、製造は下にあるM1950と同じくState
Machine Products製である。こ〜らいまんではない。523とは、フレームの形、作り方、バーナー、器等が違い、器の蓋はステンレスになっていてフライパン性能が高めてある。但し内国産にこだわらなくなっている時代のものなので、随所に台湾製の部品が使われている。器や風防がそうである。
未使用品を保存する場合、ポンプ内のチェックバルブやシャフト、バルブのグランドパッキン部分やニードルドライバ部分にスピンドル油を注油してから仕舞おう。腐蝕が進行するのを防ぐし、グランドパッキンをかじり付きから守る。 |
タンクはプレスの合わせになっている。筒のタンクより勿論製造効率が良いこともあるが、鉄になったため筒の蓋を作るより大きな部品をやんわりプレスする方が楽であるからだろう。 |

正面のディンプル部分から給油する。両端が綴じ込みしろになったので当然こうなる。フレームもキワドイプレス加工が無くなりスケルトン状態に。スッキリしていてカッコ良いかも知れない。 |
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M1950 SMP 1982
CCCJ,99秋キャンプ(11/13-14)で入手したもののひとつ。この日はGIものにいい売り出しがあってそっちに参ってしまって他はヨイトマケであった。
これは82年のが87年の罐に入ってるちゅうミントであった。が、スパナが失われていたりするので、同日入手した箱ブック付きマジ物未開封にミントの座を譲って早速お茶入れましたハハハ。520(M1941)に比べて背が低い。ごとくを開け易い、燃料口が大きくてガス入れがやり易い、目方軽い、等々。火力は現在のプロパーのバーナーと違って、それ程強くはない。必要以上の火力を欲していないのである。
罐にピッタリ寸法ってのは520も同じだが、こりゃ極端である。罐が減るのが早いかタンクを先にやっつけられるか。前者を好むところ。
520より小型になったのもやはり大戦の教訓、空輸が多くなると僅かでも良いから縮めないと才数がそれだけ増す事になり補給で不利になるのだ。ここ迄考え抜いてもベトナムでは苦戦したのだが。尤も焜炉じゃ戦にならんけどね。 |
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M1950 SMP 1988
ほぉ〜ら新品だあ。ちゃんと箱も本もある。
CCCJ 99秋キャンプの産物。コップ保護の為の丸段ボール、クッションの紙、説明と部品リストの本と一通り揃っている。GIのミントは小物が揃っているのを並べてオママゴトみたいにして楽しみたいから欲しいのであるが、これもまた誂えたような罐を着ているので、なかなか頑固で出てこね〜。そこを頑張って取り出して部品を見た。

スペアパーツはポンプのシャフトの中に納められている。上に示すのが一式である。ちゃんと一番漏れる部分であるバルブのシールパッキンが付いているところがウレシイ。レンチは風防の脚に知恵の環状に組み付く。だけどこれが良く無くなってるんだな。 |
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527
歯医者さんストーブを譲って頂いたので、丁度手許修理の機械があったので抱き合わせでOVHした。元々の程度が良かったのですかさず復活、ちっちゃいバーナーからシュポシュポと可愛い炎を上げて燃える。構造は520等と同じであるが、バーナーが半分位しか無いので火力は可愛いもので煮炊きに通用するものでは無く机上で何かを熱するのに使う携帯用のストーブである。年式不詳だが戦時中のもののようだ。写真は点火している状態で、良く見ると火が見えると思う。 |
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