200A 1952

スチールカラーが黒塗りの初期型あかちょうちん。CCCJ,99秋キャンプの産物。ヒタスラオークションで遊んでいたがサルになりそうだったのでこれで撃ち止めにして逃げた。タンクの反対側にナミナミひのでこ〜らいまん印付で洒落ている。底にくっついてる銀色のベルトは、底のくぼみを利用して小物を入れる皿を止めるもの。なかなかのアイデアで是非プロパーにしてくれればまた新しいの買っても良いよ。

当日同行の友人も気に入る位デザインが良いのがやはりあかちょうちん。初期型は背が高くてちょっとアンバランスだが纏まりは悪くない。これは実働品レベルで普段使いには良いと思う。厳密にいえばポンプのキャップはネジ止めだと思うがこれはDリングに替えられている。仕事がし易くてこっちの方がいいけれども。早速使ってみたけど問題は無し。あかちょうちんも段々増えてくる。今度はちょっと無理してミント箱付きなんて探してみようかなとは思わない處がけちくさい私であった。民生品のミントって個人的に魅力が余り持てない。エセコレクタ〜なのでした。

222 1979y

ちゃんと旧いPeakも出します。
良く見ると判るがこの時期のはクビの管が太いのが特徴。バルブがアルミで、銀色をしている。バーナーやジェネレータは現在のモノと変わらないのではないだろうか。但し傘は今のモノと違って揺するとカタカタと煩く鳴る。ホヤ迄下げて安定を得るプレートを付けて居ないのである。その為ホヤが厭にがたつくのがPEAKYな使用にはちょっと気が引けるかなというところ。惜しい。

Peakはその歴史の割にモデル数が多いし、カナダとアメリカの両メーカー品が散在している。数が少ない所為か高くもあるので余り突っ込みたくないがやっぱり幾つか欲しいと思ってしまう。

タンクが小さく、予圧を保持し切れない為に年中ポンプを漕いでやらないと消えてしまう。加圧式ではこれ以上小さくするとタダの玩具になってしまう限界であろうか。しかしこの大きさが、私にとっては大きく利便をくれるので、このシリーズのものを一つは必ず持ち歩く。夜間作業の手元灯火にも使っている。

LQ427 5/1925
偉く古い提灯である。ホヤは雲母で、上半分は結構生き残っているが下半分はボロボロである。75年という、コレマタ結構な年月生き残って来たものであるが火力は結構ある。Quickliteという仕掛けのもので、後年のものと何ら変わらなく機能するツーマントルランタンである。然し乍らこの時代は、まだ全米の半分にも電気が行き渡っていなかった筈でこの強力な明かりは正しく文化を変えるに足りただろう。この明かりの下で、新しい工夫や発明、そして概念が生まれたかと思うと非常に重いものを感じる。事実上不要としていた知人から譲り受けた為言わない方がいい値段だったがマトモに見つけると結構纏まった額が必要だろう。このモデルからタンクにポンプがくっついている。これより前のはポンプ自体が別売り物で沢山の提灯をひとつのポンプで賄っていたに違いない。どーせ金とるんだからポンプもつけて売っちゃえ売っちゃえそのほうがも〜かるという考えだったのか、それとも純粋にポンプが付いていた方が使いやすいと思ったか。私は時代の背景的には前者と考える。ポンプが別の方が却って一つづつの提灯はシンプルで丈夫な筈だし単価も下がって身近になるからだ。何にせよ以後、全ての提灯にポンプは付けられる様になる。

前のページ | 目次に戻る